冬虫夏草のことをもっと知ろう!

冬虫夏草を育てるのにはどんな栽培方法がある?

2017年10月16日 11時54分

<天然冬虫夏草>
天然冬虫夏草とは、基本的には、チベットなどの高原に生息するオオコウモリガの幼虫に寄生する冬虫夏草の、
「コルディセプス・シネンシス」のことを指します。
そのため、チベット産の冬虫夏草のことを、天然冬虫夏草と呼びます。
チベット産の天然冬虫夏草は、現地価格で、1g約10,000円にもなるほど高額で取引されているのです!
現在、天然冬虫夏草は、中国政府が国外への持ち出しを禁止しているため、日本国内で天然冬虫夏草が販売されることはありません。
また、直接中国に行って天然の冬虫夏草を購入しようとしても、希少価値が非常に高いため、簡単に手に入れることはできませんよ。
よく、中国のお土産屋さんなどに販売されている人工栽培の冬虫夏草を、いかにも「天然の冬虫夏草です!」
というような高級そうな箱に詰められて陳列されていますが、栄養価が少ない、ランクの低い冬虫夏草かもしれませんので注意が必要です!
 
<昆虫生体培養>
昆虫生体培養とは、天然の冬虫夏草になるべく近い方法になるように、生きている昆虫に人工的菌を侵入させて培養させる方法です。
菌が、生きている昆虫から新鮮な栄養を直接摂取できるため、天然の冬虫夏草と同様、非常に栄養価が高いことと、
寄生主の昆虫と子実体の両方を摂取できることが非常に大きなメリットだと言えますね!
冬虫夏草は、人工栽培が難しいと言われているため、培養するためには徹底した管理が必要になります。
そのため、他の人工培養方法の冬虫夏草よりも、価格が高額になっていますよ。
 
<培地培養>
培地培養とは、生きた昆虫の体内に直接菌を侵入させるのではなく、人工的に作った培地に冬虫夏草菌を投入して培養させる方法です。
エリンギやマイタケなどの一般的な食用キノコと同じ培養方法ですね。
具体的には、穀物にビタミンやミネラルなどの栄養素を加え、それを培地にします。
その培地を培養専用の瓶に入れ、滅菌処理をしてから冬虫夏草菌を投入するという方法で栽培されます。
生きた昆虫を使わないため、培養するのにコストは抑えられますが、昆虫生体培養よりも栄養価が低くなることがデメリットと言えますね。
生産コストが低いことから、現在市場で最も普及している培養方法です。
 
<タンク培養>
タンク培養とは、液体の培地に冬虫夏草菌を加え、菌糸体を培養する方法です。
短期間で、且つ大量生産できるため、安価で販売されているところがメリットですが、寄生主になる昆虫も、キノコの部分になる子実体もできないため、
培養方法の中で栄養価が最も低いことが大きなデメリットになりますね。